あまり知識ない状態でPCを組み立て、いろいろ失敗した経験談を羅列していきます。
AMDの話をしているため、Intel系の方はあまり参考にならないかもしれません
マザーボード
サイズ
ATX、Micro-ATX(正方形っぽい)、Mini-ITXと、大まかに3種類あります。一応例外もあるそうですが。
ATXが普通のデスクトップパソコンで、そこから小さくなるごとに、
グラボが1枚しか刺さらないとか、メモリが2枚までしかさせないとか、SSDが1枚しかさせないとか拡張性が失われていきます。
ただ、グラボ2つもいらない人はMicro-ATXで十分な気もします。
大きめのPCケース(ATX対応など)には、基本的に小さいサイズのマザーボード(Micro-ATXやMini-ITX)も取り付けできますが
無駄にでかいケースだと場所をとるのと、ネジ穴の位置が完全には一致しない場合があり、一部の箇所を固定できないことがあるため注意が必要です。
うちのPCは実際に3か所くらいしかネジが止まっていないので、間違えて蹴ったらマザーボードが外れそうです・・・
Wifi,Bluetooth
初めて買う場合とかだとよくわからないのですが、Wifiなどがついているのはマザーボードです。
そのため、ついていない場合、外付けで何かつけないとつながらなくなります。
下手に性能低いのがついているくらいであれば、性能が高い外付けを付けた方がマシという意見や
USBなどが埋まったり、マザーボードに変なコードが増えたりしてごちゃついたり取れたりするリスクという意見があり
で好みが分かれるそうです。 私はマザーボードから延びるWifiの線に手をひっかけてパソコンを倒したことがあるため内蔵派です。
性能を見るときは、Wi-Fiなら「Wi-Fi 6」など、Bluetoothなら「5.0」などの規格があります。
ネットで今最新が何なのかを調べて、検討している製品がどれくらい古い世代かを確認すると分かりやすいです。
AM4,DDR4
CPUやメモリの世代があります。これが違うと絶対に対応していません。
完全新規で買うなら、金銭的な都合がない限り最新を買った方が安全。
一応同じ表記でも動かない場合もあるらしいので対応表などを調べた方がよいです。
既存パーツを使いたいなら合わせないと全く意味のないものを買うことになります。
私が言った近所の店だと、AM4のマザーボードとCPUが、1種類ずつしかなく それ以外選択肢がないなどということもあるため、
店で買う際は多少遠出してでも、できるだけ品ぞろえの多い店に行った方がよさそうです。
壊れた時のサポートとか考えると近い店の方がよいのですが結局在庫がないので後日とかになって何往復もするよりはマシでしょう。
バイオス(BIOS)
バイオスにはバージョンがありますが、バージョンが場合によっては古いとCPUが反応しないなど重大な問題が起きます。
低くて問題があるならアップデートすれば良いだけの話なのですが、そこが難点。外部アップデートのない機種だと起動しない状態からアップデートができません。
またアップデート中に停電など電源が切れると、バイオスが壊れ一切起動できなくなります。
画面が切れたから何となく電源ボタンを押したらそのまま破損とかも起こしたことがあるので注意。
BIOS Flashback機能
BIOS Flashback機能というものがあるタイプだと、バイオスが壊れて起動しない状態からでも
USBにマザーボードのサイトからDLしたデータを入れてボタンを押すと更新ができるタイプもあります。
というか最近は結構搭載されているそうですが、説明欄に書かれていないことがあるのでよくわかってません。
私のマザーボードの説明だと5番のFlash BIOS Buttonというやつです

購入の際
よくわからなければ店頭での購入の際は、パーツが対応しているかを聞いた方が安全です。
全知識はさすがに持っていないでしょうが、調べ方は知っているので調べに行ってくれます。
なおバイオスバージョンが古くてBIOS Flashback機能がなく、店でアップデートしてもらうとなると、
店頭にある古いCPUで立ち上がる状態まで組み立て+更新+分解のため、非常に手間がかかり1万以上とられる場合があります。
1万円以下のマザーボードでも搭載されている場合があるため、さすがに1万の作業量を払って更新してもらうのはやめた方がよさそうです。
CPU
種類
前述のとおりIntelは買ったことがないためAMDの話です。
Ryzenの数字は性能ランクと世代を表します。
Ryzen 3、Ryzen 5、Ryzen 7、Ryzen 9
その後ろの数字例:「Ryzen 5 7600X」
7:世代(7=7000シリーズ=Zen4世代)
600:同世代内での性能ランク(大きいほど高性能)
末尾のアルファベットがついている場合、Gだと内蔵GPU搭載などいろいろあります。
世代が重要のため 極論「Ryzen 9 1900」と「Ryzen 3 7300」
であれば「Ryzen 3 7300」の方が強いように、値段だけみてRyzen9なのに安い!とかだと古い可能性があります。
なお、マザーボードの方にも書きましたが
世代が新しいCPUは対応マザーボード(ソケット)が異なる場合があるため、購入時はソケット(AM4/AM5など)対応も確認が必要です。
グリスとCPUクーラー
CPUをマザーボードにはめ込んで固定したら、グリスを塗ってCPUクーラーをつければいいのですが、このグリスが個人的に一番問題。
実際問題、これ以外は極論何度だって差し直し可能なのですが、グリスは消耗品です。
少なすぎてもダメ 多すぎてもダメで、適量としては、米粒1〜2粒程度が目安です。
CPUの中央に少量を置き、クーラーをまっすぐ下ろして固定すれば、圧力で全体に自然に広がります。
グリスはCPUとクーラーの金属面の微細な隙間を埋めるためのもので、目的は「隙間をなくすこと」であり、「全面を覆うこと」ではありません。
全体を覆うものだと思っていた私は、グリスを豆粒大に塗った結果、CPUの外まで溢れてクーラーと固着していました。
その後、交換しようとしたときには固まっており外れず、無理に引き剝がしてCPUのピンを折り、マザーボードも損傷。
修理不能で買い替え、被害額は5万円くらいでした。
